6周年!

6年前には思いもしなかった未来が、いまここにある。

今までの私は、そうだな4年前くらいまでは、デビューの頃に私が勝手に思い描いていた未来を灯台の明かりのように見つめ、目の前にあるカツンの姿を「そこへ行くまでの通過点」のようにしか捉えていなかった。だから時々、目の前の彼らが発信するものをうまく受け止められず、あるいは彼らの意思に反して、6人の未来へのいちパーツとしてしか受け止められなかった。

2010年、コンサートで見た彼らの姿に、そんな自分の受け止め方はひょっとしたら違うのではないかな、と感じた。
2011年、自分が確信したいことを自分の目で確かめる機会がなくて、もどかしい時間がただただ過ぎた。
そして2012年。私が見た彼らは、通過点なんかじゃないとはっきり思えた。

「今」が彼らの姿で。
「今」が映し出すものが未来で。
その未来さえも変幻自在。

デビュー6周年。そんな彼らの「今」を、取りこぼすことなく見ていきたい。今日感じた未来を、明日は軽々と飛び越えて、また新しい未来を描き出してくれる。大人になること、円熟することは決してつまらなくなることではない。今までは荒々しく乱暴に油性ペンで書き殴ってきた未来の地図を、時には色鉛筆で描いたり、黒々と墨で描いたり、カンバスだけに描くのではなく繊細な和紙にも描いたりできる。円熟するとは、たとえるならそういうことなのだろうと思う。知らない地図がどんどん見える。汚れたシャツだけが地図ではなくなったことは、とてもわくわくすることなのだということを、2012年の彼らが教えてくれた。

今日私が好きだと感じているKAT-TUNを、明日易々と裏切ってください。明日は明日のKAT-TUNを好きになるから。デビュー6周年おめでとう。これからも大好きです。