月刊誌2つ

たとえ雑誌のインタビューがライターさんの腕に左右されるところがあるとしても、今日までに私が読んだ2冊の雑誌のインタビューからは、かめの思いがぽろぽろっと伝わってきて苦しくなった。

まずはマキアの連載。自分で撮った写真を載せる、ということもあるのか、思ったよりつっこんだところまで話しているなーと毎月思う。写真をさらけ出す、ということで気持ちもちょっとオープンになるのかな。そしてこの連載の文章はとっても素敵で、かめがポツポツと話している感じがする。今月は自分の家族について語っているのだけど、かめが「家族や地元から遠ざかった時期がある」という話をしているところに胸がきゅーっとなった。
かめはとても朗らかな家族に包まれて育ってきたんだろうな、というのは、彼の行動からも伝わるし笑顔を見てれば想像できる。けれど時々はっとするくらい切ない表情をするので*1、その表情の源にはどんな経験があるのだろうと疑問に思っていた。その疑問が少し解けた、という感じ。「愛情を注いでくれる存在を自ら遠ざける」ことへの葛藤。そしてそんな葛藤を「自ら選び取っていた」という当時のかめを思うと本当に苦しい。やっぱりかめがいっぱい笑っていられたらいいなと思う。

もうひとつはモアのワンピース語り。これは。・゚・(ノД`)・゚・。こんな話をもしかするとカツン会議inホテルの廊下などでしたのかも知れない。この語りはたとえ話以上の意味を持って私に響いた。そして先に読んだマキアの話ともシンクロした。愛情を注いでくれる存在に対して「自分の軸さえあれば変わらないでいられる」と気づいたかめなら、「自分の軸」を持って船出する仲間に変わらない愛情を向けられることだってわかっているんじゃないかと思う。私なんかが思うよりもずっと信じあったところで、彼らは今の形を選んだのだろう。そう思うといろんなことが苦しくなった。それはプラスの苦しさなんだけど。


雑誌なんて読む人の数だけ解釈があることはわかっている。今日はあえてそこに心動かされたことをここに記しておきたい。何かのときに、今日のこの心の動きが自分を勇気付けたりするかもしれないし。

*1:その切ない表情に私は落ちたわけですが^^