ちょっと前置きの長い話

髪を切りました。美容室を変えました。去年の秋頃まで数年通ってたサロンは気心の知れたお姉さんが切ってくれていて、髪質もその人と似てるので色々アドバイスをくれたのだけど、なまじ髪質が似ているからかあまり冒険もさせてもらえず、いつも同じような仕上がりになっていたのです。そこで今度は難波・心斎橋付近の店に通ったのだけど、ここは客もシャレオツすぎて担当がイケメソすぎて切ってもらっている間中緊張してるので疲れてしまい、3度目の予約の電話をするのも緊張しすぎたので、今度は家からチャリでいける範囲、ネットで予約できる店にしてみたのです。

カウンセリングが丁寧な店で「短くもしたいけどまだ迷っててどんな感じにすれば似合うか」と相談したところ、「おそらく可愛い系のイメージでふだんの服装などもまとめられているっぽいので、クールな感じにすると服とちぐはぐになる」と言われました。なるほど確かにその通りかも知れぬ。で、切る前の髪は前下がりのボブだったんだけど「でも今まではクール系でいらっしゃいますよね?」と言われ、そういえば前回のイケメソは「かっこいい感じの女性に仕上げていきましょう」って言ってたなーというのを思い出して。確かに出された雑誌も30代キャリア系女性雑誌だったし。今日は40代を代表する「ST〇RY」と旅行雑誌、女性週刊誌の3つを置かれたので実はちょっとショックだったんだけど、まあ店に入った瞬間の私のイメージがそうだったってことなのよね。順調に話し出した後に出されたのは家電マニアの雑誌でこれを熟読しましたけどw

結局仕上がりはI〇ALUみたいな感じになったんだけど、いや確かに服装とはマッチしているが…顔の質感とは…ああやっぱりドラマの今井美樹っぽく素敵マダムショートにすべきだったかしら。しかしよく言えば可愛い系、ハッキリ言えば貧乏大学生みたいな服装であのショートだと完全に生活感あふれるばばあ。とりあえず当分はこの感じでいくとして風呂上りの劣化具合が結構厳しいです(´ω`)

そこで思ったのが「なりたいイメージ」と「捉えられるイメージ」が違っている場合、なりたいイメージを押し通していくのがいいのか捉えられるイメージに自分を近づけていくのがいいのか、ということです。前者の場合はギャップがあっていい、とも言えるけど人によっては違和感を抱かせたりイメージとの齟齬によって印象に残りにくかったりするかも知れない。後者の場合は「〇〇系の人」として認識されやすいけど無理してる感が出るかもしれない。正解は無く、時に期待を覆すようなイメージで押してみたりクリアに〇〇系代表っぽく押してみたりというのを織り交ぜていく方が面白みはあるのかも知れません。ただしその条件としてはブレない自分があること。人間的にきちんと伝わる部分がないと最初の印象だけで終わってしまうもの。


ここまで考えるとやはりカツンのイメージ、というところに考えが及びます。今までは周囲の抱くイメージと彼らの戦略は明らかに同じ方向にあったと思う。ここ最近の露出を見て「イメージ変わった」とファンじゃない人から思われることも多いようだけど、変わったんじゃなくて「見せなかったところを出してきた」んじゃないか、と私は思います。それと同時に、今度はその「見せ始めた面を強調する戦略」というのも現れた気がします。CMしかりトークしかり。つまりイメージが変わったのではなく、「どこを前面にするか」が変わったというか。それは悪いことではない。そうやってたくさんの面を持って時に応じフレキシブルに光を当てられれば、根幹にある彼らの魅力にたどり着いてくれるような人が多くなる気がする。黒カツンじゃないと、とか白カツンが一般ウケするんだ、とか決め付けずにたくさんの色をこれから出していって(時には「これは無いwww」みたいなのも出てくるかもしれないけど)たくさんの入口からファンが増えたらいいなーと思います。


で、根幹の魅力はやはりライブでしょ!