ULTIMATE WHEELS(PV)

CMで見た断片と話に聞いてた「光と影」から想像していた以上に良いPVです。何度も何度もリピして見たくなる。シンプルだけどすごく好きだなあ。今回は発売前にCMでいっぱい流れてるから、それで興味を持った人に買ってもらえるといいな!それでPV見てカツンのパフォーマンスの地力に驚いて、メイキングのばかつん(笑)とのギャップに驚いてファンになってもらえたらいーいなー^^メイキング感想は別記事でたたみます。こちらはPVそのものの感想。






今回のテーマは「光と影」。影なんてCGで付けられるこのご時世、あえてカメラの角度を変えたりライトを動かしたりして作り出した影。まるで「本人達の分身」みたいです。その分身たる影がドロっと溶け出してはまた影に戻る、というCG加工が呪術のようなオーラのような妖艶さ。イントロと間奏のもつクラシックな色気がこの加工ともぴったりだわ。
そして、Mステで感じた「何か足りない」という感じがPVを見て判明しました。サビの疾走感から勝手にレスキューのようなダンスを想像していたけれど、そもそも曲のテンポからして「余韻」を魅せるタイプの振りなんではないかということです。それは表情や指先のほんのちょっとした余韻も含めて。PVではそのへんがハイスピードカメラを使ってスローモーションのように表現されているのね。あとMステは「誰かが呼んでる」の後で急に2回目のサビに入ったのがいまいちなんだよー。この後にこきたんの切ない力強さが来てこその2回目のサビ、なのですよ。

溶け出した影が糸を引いて絡み合うように、振りも曲も「余韻が絡み合い、じわじわと締め付けてくる」のが最大の魅力なんだと思いました。不満を漏らしながらも何度もMステをリピした理由がここにあったのかも。音源で聴くだけでは「切ない」という曲調そのままの感想しか出てこなかったのが、この「真綿でじわじわ締め付ける感」がPVによって与えられたことで音源にもまた中毒性が生まれそう。