FREECELL vol.5

表紙めっちゃかっこええです。




「多分こいつら以外とは仕事できねぇなって思う。」


こきたんの発したこの言葉が私のカツンに対する理想に近い。Tの部分のテープをびりびり剥がしていた子がこんな風に言ってくれるなんて><「自分の作り出すもの」に対して人一倍のこだわりを持つこきたんがこう感じているというのは、それだけ「こいつら」とつくり上げるものの密度が濃いからなんじゃないかな。私はカツンにそうあって欲しい。無理にとんがることも仲良くすることもない。受け取り手を意識して個々のポテンシャルを集めて高めあってこちらに向けて投げ続けて欲しい。そして私たちのところで生まれた様々な熱を、感情をまた吸い取って形を新たにして欲しい。カツンはそうやっていつも生々しく、熱く、流動体であって欲しいし、そのためのパートナーとしてお互いに「これしかない」と思っていてくれたら私は嬉しいの。

だから私はこきたんの言う「もう4人でも3人でもカツンとしてライブやる」というのもすごくいいなと思う。いつもいつもじゃ困るけどwこれとこれとこれ、というメンバーでやったらいつもとはちょっと違った化学反応が起こりました、みたいなのって楽しそう。こきたんはそんなお気楽な意味で言ったのではないのかも知れないけれど、個々の強みがあるメンバーだからこそ、実験もまた楽しいはずだよね。

じんくんのFREECELLみたいに写真メインかと思ったし、編集長が前書きで「印刷される必要のあるもの」なんて言うから言葉では表現できないような写真満載かと思ったのにずっしりインタビューだった。インタビューは好きだけど、「5人のカツンについて」のインタビュー記事はあまり読みたくないんだよな(´・ω・`)今「5人」であることは事実だし、「今回のツアー」は「5人」なのも事実だけど、「カツンは5人」は事実じゃなくて現実じゃない?そこらへんがモゾモゾする。5人であることが絶対、だとはきっと言っていないだろうにそういう言外の空気がばっさり切り落とされてさも「5人が絶対」であるかのように仄めかされているような、気がする。決定的なことを感じ取りたくなくて予防線を張っているのかも知れないけれど。