BUNGO 日本文学シネマ

関東ではTBSで放送されているのがこちらではBS-TBSで周回遅れで見られます。30分のドラマながら背景や小道具に凝っていて、主演も錚々たる顔ぶれで面白い。今週は梶井基次郎の「檸檬」で、これは高校生の頃教科書で読んで非常に衝撃を受けた*1はずがドラマになってみると半分くらいしか覚えていなかったorz老化orz

ところで「文学」というとお決まりの「喀血・神経質・貧乏・酒浸り」等の符号がここでもいかんなく活かされていて、これはいろいろ妄想の余地があって萌える。便利さは無いが色鮮やかな物の溢れた時代に、色を持たない負の符号、というのが色っぽくてこれ誰が演じたら好みかな、なんて想像するのが楽しいです。その時代は「文学に走る=アウトロー」的なイメージだったというのもありカツンは割としっくりくる。

来週は成宮@鴎外、ということでこれまた楽しみです。

*1:言葉で言い表せなくてノートいっぱいに画を描いて提出したら先生が「とっても素敵」というコメントをくれたのが思い出深いが何年前の話やねん。