12月に観た映画2本

12月は漫画原作ものをノー予備知識で2本観ました。しかしどちらも置き去りにならずたのしめたのは、やはり原作のもつ力によるものかと。あとどちらの映画も「観たい!」と思ったきっかけは某蝶ネクタイ氏のめざましだお(´∀`)乗せられすぎだろ私・・・

  • のだめ(前編)

前編と銘打っているだけあって「ここで終わりですか!?」なところで終わった。タクト担・燕尾服担・そして怒られたい人を自認する私が三拍子揃った千秋先輩に萌えないわけがない、ということで見事千秋先輩(*´д`*) となって帰ってきましたwwwその上神経質で繊細な音楽家、というこれまた私にとって最強の設定*1キタコレ。前編はこの最強の千秋先輩メインで話が進んだので余計に面白かったのかも知れない。のだめも確かに可愛いけど。千秋先輩が苦しんで創り上げた、元ダメダメ集団のオーケストラが魅せた渾身の演奏には映画ながら心が震えました。あの迫力を映画館で味わえただけでも価値がありました。あと、のだめの進級試験での演奏*2も心にどかんと来るものがあったなー。後編もおそらく観ます。萌えどころ減りそうだけどw音目当てで。

  • ONEPIEC E・ストロングワールド

主人公とお友達の動物の繰り広げる冒険活劇、だと思い込んでたら仲間がいっぱいいたwwwこの予備知識がたいがいヒドイwww少年漫画独特の火事場のクソ力と、やたらめったら強くて死角無さそうな敵役、そこに現代的なキャラ萌え的要素も加わって、こりゃ老若男女にウケないわけがない。理不尽に傷つけられる人がいて、力でねじ伏せられる民衆がいる、というのが昔からちょっと苦手で、当然そんな現実がこの世の中に無いとはわかっていても、つい夢で見てしまうお子様だったので、そのへんのトラウマもあって最初はちょっとしんどかった。しかし大人になった今は、力でねじ伏せられる以上に苦しいことがあることも、理不尽に傷つけられるのは体以上に心だということも知っているので、「いち物語の世界」としてこれを見たとき、その理不尽さや圧倒的な暴力性を凌駕するのが、仲間を思う心であったりそれを許さないとする正義であったりすることに、爽快感をきちんと感じることができました。この爽快感こそが少年漫画の魅力。スクリーンいっぱいに繰り広げられる空想の世界を楽しめた。エンディングテーマの「Fanfare」がもひとつ爽快。こばたけさん、やるな。この「やるな」によってばんでいじへの期待値がちょっと上がった。


結局今年はわりと映画を観たので、こんなことなら年始にシネマイレージに登録しておけばよかったよ(´・ω・`)

*1:たぶん何度も言っている(←言いたい)のですが、「この世の果て」というドラマの三上さん以来、この設定に滅法弱い

*2:有名ピアニストが音を当てているだけのことはあるけど、その当て振りで演奏シーンを演じるのだめの表情や体の動きもすごくいい