神の雫#5

ここまで感想を延ばし延ばしにしてしまったのは、どうもかめのこととなると「ただのドラマの仕事」と思えないのが原因。この日朝からの日テレジャックも見ました。ちょろっと出てきて「今夜10時」とか言うだけかと思ってたら、農業の普及について見てみたり、醤油について学んでみたりなんて懸命なかめ・・・!

しずくんは相変わらずふんわりしていて、ふんわりながらもお父さんのことちょっと分かってきて子供みたいに嬉しそうな顔するのに、最後に一気に叩き落される・・・おおおおおお可哀相。野ブタの切ない表情でかめに落ちた私としては、かめの切ない表情はこの上ない効果を発揮するのです。切なさの後ろに苛立ちを抱えた、というのが伝わるのが。
で、そんなしずくんに対して一青も初めて感情的になったのが最後の平手打ち。今まで一青って「おおおおおおお」に代表されるようになんか別のステージに居た感じがするのだけど、この平手打ちで一気にしずくんと同じ土俵に立った感じがする。こうなると、物語がぐいぐいと展開するんじゃないかなと思うのです。でも予告は雪山。ていうことはアレか。なんかまたぶっとんだ一青ワールドが展開される予感・・・!

あ、みやびちゃんがしずくんにぐいぐい迫ってくるところで、ぐいっとみやびちゃんの両肩を押し戻すシーンは最高に(*´д`*)ハァハァでした。ごちそうさま。


なんかここまでくれば、周囲の雑音一切無視してワールドを突っ走ればいいと思うものの、やはり番組的には何らかのテコ入れを、と思ったのか、軸が「ワイン」から「人間模様」にシフトしたように感じられた第5話。確かに前回の感想で「人間模様に軸を」とは言いましたし、そうなった分ワインに興味無い人も見やすくなったとは思うんだけど。思うんだけどさー。

ここで描かれる「人間模様」ってのが、どうも私には昼ドラ的なところを抜け出さないものに感じられるのですよ。莫大な遺産とか隠し子とかさ。胡散臭い愛人とか謎の美人弁護士とか。だからこっちがメインになればなるほど昼ドラ臭ぷんぷん。

けれども嫌いじゃない。嫌いじゃないどころかハマる。一青たんのいっちゃってるワインがぶ飲み*1もマキさんの赤い手袋*2も素敵すぎる。りいさたんもますます漫画的なキャワいさ。竹中ロベールに至ってはなんか臭ってきますし。だからかな、よけいにしずくんのふんわり感がつかみどころない感じなんだよなぁ。もちろん亀萌え的には充分なんですけど。しずくんももっと超人的なところ見せちゃえばいいのよ。「目覚めよ、バッカス!」だけじゃ足らん。あのへんですごいCGとか使えばいいよ。

*1:ワイン評論家があんな飲み方をするとは・・・!

*2:片平なぎさスチュワーデス物語以来の印象的な手袋であった。