M-1グランプリ


我が家は大のお笑い好きで、当然このM-1は毎年楽しみにしている。
それはいいんだけど、家人がM-1の関連番組を全部録画し、それを見てからいざ本番を追いかけ再生だと息巻いているので、結局4時間半もぶっとおしでTVを見ることになった。昨日も一日、録画したお笑い番組をなかば強制的に見続けさせられたので軽く頭痛がします。笑いは健康にいいって言うけど、強要されるのは辛いものよ。

そんなこんなで今年のM-1。いやぁ、まさかの結果でした。敗者復活では麒麟が勝ち上がってくれると思っていたんだけどな。でも直前番組での川島さんの発言に(ネタ的だったとしても)ある種の慢心を見た。結果勝ち上がってこれなかった。ノンスタもなかなか勝ち上がってこないなぁ。と、敗者復活の結果により番組へのテンションは上がらないまま。
今年は決勝組にあまり好みの芸人さんも無いし、好みどころか逆に苦手なタイプのコンビも多いし、で我が家では期待値が低かった。しかし予想に反して、トータルテンボスは結構面白くなっていた。昔(何年か前の決勝で)見た時は、関東のヤンキー崩れみたいな言葉のチョイスばかりが鼻について面白くなかったんだけど。今回はその「ヤンキー的チョイス」が逆にスパイスになっていたかも。家人は彼らに対して、その「何年か前」の印象で接しているので、そんな中笑うのは最初ちょっと躊躇われたんだけど、やっぱり面白いものは面白いですな。声上げて笑った。サイババのくだりとかチョー好み(>こういう言葉のチョイス、ね。)
キンコンの挑戦する姿勢にはホロリときた。コドモには一番ウケていた。勢いがあるネタはコドモに受ける。そしてワタシもキンコンに対してちょっと偏見があったかも。いやぁ面白かったです。
そしてまさかのサンドイッチマン。某国の偉い人みたいな風体の伊達さんのツッコミは予想通りだけど、相方のボケは意外なところを突いてきた。最終決戦に勝ち上がった時に「ネタが無い」と言っていたのはネタだったのかしら。
ちょいと残念だったのは3組とも、1回戦と2回戦のネタのパターンが同じだったこと。(「〜に見える」「〜をしてみたい」「〜にイラつく」)オーソドックスな手法だし、それが各コンビの持ち味なんだろうけど、ちょっと違ったパターンで見たかったかな。


それにしてもM-1王者と言っても、結局その後の仕事は(特にTVの世界においては)顔!顔ですよ!と思わざるを得ない昨年のチュートリアルサンドイッチマンはそのへん厳しいだろうなぁ。間違っても「an-an」でセミヌード披露することはないだろう。スポンサーのオート○ックスのCMには出られるのだろうか。怖いオッサンが車検(もちろん外車)にやってきた、というストーリーなら、なんとか、というところか。ブラマヨアンタッチャブルと同じ感じで、1年したら王者の魔法が解けるかも知れない。それでいいのかM-1、と思わなくも無い。