友&仁に思うこと

「コンサート」にカテゴライズするのはちょっと違うな、と思えるエンタテイメントでした。ショーほどよそよそしくない、じんくんのホームパーティーに招いてもらった、という感じだろうかしら。それは決してパフォーマンスの質がなあなあということではなく(むしろパフォーマンスはとても質の高いものだった)その空間にいる人すべてを「楽しもうぜ」と誘ってくれる、きっと彼らがパーティーを開いたらこんなふうに自分たちも楽しみながらゲストを楽しませてくれるんだろうなという、そんな感じがしたからです。和洋折衷ぶっとびキラキラの「正統派ジャニーズエンタテイメント」ではないけれど、これもきっとジャニーくんの脳内にあるひとつの理想形なんだろうな。いやほんとジャニーくんは計り知れないよ・・・

そんなジャニーくんのコンセプトをさらに「自分の好きな音楽」に乗せて創り上げてきたじんくんの世界は、音と光と人が織り成す世界。えろい演出はあれどもそれは会場を想像妊娠させるためのあざといものというよりも、その音と光に人を置いたらそうなりました、という感じ。えろい所だけではなく全編がそんな感じ。じゃにー的な「ええええ今なぜここでそれ!?」というのは無かったな。ダンスをがっつり見せてくれるところが本当に見応え充分。それからコラボ!あっくんとの曲は鳥肌もののかっこよさです。
日本語の歌詞が確かに少ないので入場時に配られた歌詞カードを始まる前に見ておけばよかった。後半戦は休憩時間に見ておいたので曲のコンセプトがある程度出来上がった上にパフォーマンスが乗っかって、より楽しめた。二度三度と会場に足を運べたならより楽しめそう。*1その分がっつりと日本語詞の曲で伝わってきてメリハリ効いてるなと思う。たくさんのメッセージを投げるとき、それを受け止める側を思えば全部ストレートに投げるのではなくイメージのかたちで投げるのもひとつのやさしさなのかも知れない。ETERNALを聴いてそう思った。ETERNALはそれだけの重みというか、とても優しさの詰まった曲だけど、それをあんなふうに歌うじんくんを守ってあげられる術はなんだろうと思うと胸がしめつけられる思いだったのです。
ということで「言葉が英語」に関してはいいとして、声にエフェクトかけるのはね、もうちょっと少なくてもな・・・息遣いはエフェクトの下から伝わってくるけれど、やはりじんくんの声が好きなのでもっとそのまま聴きたい。優しさも激しさも無機質な乾きも表現できる人だと思うだけに。

じんくんの世界をそのままカツンに持ち込んでいくことは難しいだろうし、じんくんもそれを望んでいるわけでもなさそうだし、カツンに持ち込めば良くなるかというのも違う気がする。このままこの楽しい世界に彼一人置いておくことはできない、そんなことはじんくんもわかっているだろう。カツンに対するじんくんのスタンスを知りたい。じんくんの発するものから私に見えなかったのはそこ。それはきっとカツンを愛する人にとって大きなファクターだと思うので、早く6人のコンサートをしてください>じゃにーくんへ^^

歌うことも創ることも楽しくて仕方がないという表情を見ることができて本当によかった。MCの時に「日本語の歌を」というやりとりがあって、その時に「アルバムがでるとなればね、そういう要望もあれば」みたいに言ってたし「(この舞台の)DVDを」に対しても「あるといいな」的なことを言ってたし、最後にも「皆さんの要望があればまたどんどんやりたい」ということも言っていて、じんくんが心から楽しんで創り上げたことがいっぱい伝わってきた。あの空間あの時間だけ異次元でした。ありがとう。

*1:隣にいた人は何度目かみたいですっごいノリノリだった。そんな人いっぱいいそうだったよね^^